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会長あいさつ

中部リハビリテーション専門学校同窓会「同友会」
会長 村上忠洋(昼3期生)

中部リハビリテーション専門学校の同窓会である「同友会」は、1985年(昭和60年)3月に昼間部1期生の28名が卒業された際、初代教務主任である故古川良三先生の声掛けのもと創立され、今年度(2025年度)で40周年を迎えました。この40年の間に昼間部、夜間部合わせた卒業生は総勢2,322名となり、愛知県をはじめ全国各地で活躍されています。

同友会の目的は「会員相互の親睦、連帯を深め、知識・技術の向上を図り、あわせて学友の共栄を期すこと」と会則にあります。学生間で伝統として受け継がれた「withの精神」をより深化させ、専門知識や技術の向上のため、広く同じ学問を志す地域の仲間と一緒に研鑽していくことを目的に運営しています。

理学療法士の卒後教育は、医師の卒後教育に比べると法的な整備が遅れているのが現状です。主には専門職団体である「公益社団法人 日本理学療法士協会」、愛知県ではその関連組織である「公益社団法人 愛知県理学療法士会」や「NPO法人 愛知県理学療法学会」、さらには所属する病院や施設などの職場で行われているのが現状で、決して十分とは言えません。さらに、指定規則の改変に伴う卒前教育の臨床実習が大きく変わりました。これを補う形で卒後教育の意義も高まっているため、「同友会」ではその主要な役割を卒後教育の一翼を担うことと考え、学校を拠点とした卒後教育に力を入れています。

「卒後研修会」では全国的に活躍されている講師をお招きし、講演していただいています。「ナイトセミナー」では平日の夜に卒業生など身近な方に講師を務めていただき、開催しています。2020年度からは新卒者を対象とした「新人研修会」も開催しています。

また、中部リハビリテーション専門学校では臨床実習での症例報告を中部リハ形式(要約形式)に簡略化したこともあり、その後のステップアップを目的に同友会で「卒後症例検討会」を開催し、2024年度までに126名の方に発表していただいています。また「新人研修会」においても講演会の聴講と同時に「新人症例検討会」での発表も行っています。このように卒前教育と卒後教育を一体化した取り組みを実践しています。

2006年度からは「中部リハビリテーション雑誌」を発刊し、「卒後研修会」の内容や会員の研究発表を報告する場となっています。また、「卒後症例検討会」で発表した内容を論文として掲載しており、先の126名中79名(63%)の方に投稿していただき、より能動的な学習に努めています。

同友会事業の内容はこのホームページに掲載してありますので、ぜひご覧いただければ幸いです。今後も引き続き、理学療法士の卒後教育の役割を果たすべく、卒業生に限らず、地域の専門職のためにも自己研鑽の場を作りたいと思っています。

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