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ご挨拶

人間性豊かで総合的な質の高い知識と技術を習得

理事長 鵜飼 敦子

我が国は世界一の長寿国になりました。医学と医療技術の進展で、難しい疾患でも完治したり、生命を維持したりすることが可能な状況になってきました。人々の健康と病気、老齢と障がいに対する関心や、生活水準の改善・向上を願う意識は益々高まりつつあります。健康の維持・増進に対する問題や疾病と障がい者に対しての適切な医療とリハビリテーション、急速な高齢化社会の進展と核家族化による介護の困難性といった社会的問題などに対して、医療・保健・福祉は緊密な連携のもとに、障がい者の社会参加を促す新しい原則、「ノーマライゼーション」の理念に基づいて対応していかなくてはなりません。

中部リハビリテーション専門学校は、高齢者や障がい者に自立と社会参加の出来る様に、人間性豊かで総合的な質の高い知識と技術を習得していただき、一人でも多くの卒業生を巣立たせ、地域社会の福祉に貢献することを目的としております。

知識・技能、豊かな人間性とチームワークの心

学校長 稲尾意秀

本校は今年で創立42年を迎え、この間2,200名以上の理学療法士を社会に送り出して来ました。
卒業生の多くは、病院や診療所、保健施設や通所・訪問リハなどにおける理学療法士として、また、教育諸施設における教員や臨床実習の指導者として、様々な分野で活躍しております。

珪山会グループが母体である本校では、国家試験の合格はもとより伝統的に実学を重視し、病院に隣接することから臨床実習にも力を入れてきました。学生諸君が、実践を通して思考を深め、さらにそれを実践のなかに返して行くという過程を身につけることにより、空理空論に走ることなく真に実力ある理学療法士として成長することを願うものであります。

医療が絶え間ない進歩と変化を続け、社会の価値観も様々に多様化して行くこの時代に対応して、理学療法士自身にもその技量と専門性の進化や向上が要求されますが、その一方で、変らぬリハビリテーションの本道を一筋に歩む実直さも求められています。このためには、温かく人を思いやる変らぬ信念とこれを支えるたゆまない精進が必要とされ、われわれ教員は総力をあげて、卒業生諸氏の協力の下、生涯教育の一環として同窓会を中心に行われている卒後研修活動を支援しております。

本校には、創立以来学生の中に湧上り、脈々と伝えられて来た「withの精神」という伝統があり、恒例のセミナー発表会や体育祭など全校的催しの中で、学生諸君がこの伝統を実感し、更に、深化させてくれることを願っています。
また、学生と教員との間には、未来の理学療法を共に担って行く同志としての熱く誠実な関係が変ることなく受け継がれおり、本校の特質の一つになっております。

こうした学校の「空気」の中で、リハビリテーションの理念を守り、それを現実のものとしてゆくための知識・技能、豊かな人間性とチームワークの心を大きく育てて下さい。

困難に立ち向かう情熱をもち、あらゆる可能性に挑戦する皆さんを心から歓迎いたします。